横手物語® 第4号商品が「増田のりんご染め」に決定しました

 

「増田のりんご染め」は、京都や東京を訪れて染め物の基礎技術を習得し、数年間の試行錯誤を経て出来た染め物です。横手市増田産のリンゴの枝、葉、実の赤い皮などを染料に用い、どれひとつとして同じ色にならないのが特徴です。
繊細な色と風合いにより、あなただけの「色」で使用することができます。

目次


1.取り扱い商品一覧

2.りんご染めの始まり

3.りんご染めの製作工程

4.真人公園に建立の碑

横手市増田町亀田は「リンゴの唄」発祥の地

昭和20年(1945)9月、戦後第一作の映画『そよかぜ』が真人山(まとやま)の麓に位置する亀田地域で撮影されました。その挿入歌が「リンゴの唄」です。戦後の不安と混迷の時代に、主演の並木路子のさわやかで明るい歌声は多くの人々に生きる勇気と希望を与えた歌として大ヒットしました。
増田町がロケ地に選ばれたのは、佐々木康監督が横手市雄物川町出身であったことと、横手市には妻の実家があり、ロケ隊の食糧調達などに便利だったからです。ロケ隊は、脚本を書いた岩沢庸徳助監督らスタッフと女優ら合わせて7、8人で、撮影にはこの地域の子どもと娘たち十数人も出演しました。佐々木監督はロケには同行せず、大船撮影所(鎌倉市)での撮影を担当しました。

亀田地域から眺望する真人山
亀田地域から眺望する真人山
増田リンゴ
増田リンゴ
看板
「リンゴの唄」発祥の地の案内板
横手物語 No.4
横手物語 No.4

 「増田のりんご染め」は、増田リンゴで染めた草木染め(くさきぞめ)です。材料は、リンゴの木の剪定作業で切った枝、葉、そして実の赤い皮です。 使う部位や媒染剤(配合は秘)の種類によって淡いピンクからオレンジ色、黄色、カーキ色、青緑色など様々な色を作り出すことができます。
どれひとつとして同じ色はなく、繊細な色と風合いがありますので、あなただけの「色」でまとうことができます。

リンゴの贈り物、 真人色 まといろ をまとう

   ストール
オレンジ色に染めた絹のストール。左から右へのグラデーションが美しい
ストール
オレンジ色に染めたレースのストール。左から右へのグラデーションが美しい

取り扱い商品一覧

ポケットティッシュ ケース (綿)サイズ:約9cm×約11cm

     

お弁当包み (綿)サイズ:約50cm×約50cm

ポケットチーフ (絹)サイズ:約27cm×約27cm

レースハンカチ (綿)サイズ:約38cm×約38cm

プチストール(絹)サイズ:約27cm×約120cm

ストール(絹)サイズ:約50cm×約167cm

     

ストール(レーヨン・房付)サイズ:約64cm×約166cm

 

ストール(レーヨン・房付)サイズ:約64cm×約166cm

※ご注意

りんご染めは、一点ものの作品です。完成品の色はその時の天候、生地や原材料の仕様により変動します。そのためご覧になっている商品とまったく同じ色になるとはかぎりませんので、予めご了承ください。

りんご染めの始まり  

「増田地区生活研究会グループ」で活動していた11人のお母さんたちは、2011年豪雪でリンゴ畑に放置された多くの折れ枝を見て、増田町の特産品への活用を思案しました。京都や東京を訪れて草木染めの基礎技術を習得。2年間の試行錯誤を経て、鮮やかな色の増田りんご染めが出来ました。
2013年、「いつまでも可愛らしいリンゴのように愛されるものを」との想いから「プリティアップル」を結成。工房は、増田リンゴを一望できる亀田地域センター(旧亀田小学校)の2階調理室です。現在は12名の会員で「りんご染め」の制作を行なっています。

リンゴ農園
工房から見る増田リンゴの農園
 
ふるさとをまとう 増田のりんご染め
       

りんご染めの製作工程

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完成

真人公園に建立の碑

真人公園
真人公園
リンゴの唄の碑
真人公園
並木路子先生顕彰碑

平成元年(1989)、「リンゴの唄」が増田リンゴの普及に大きく貢献したことから、「リンゴの唄の碑」が真人公園に建てられました。毎年秋に開催される「増田りんごまつり」では、「リンゴの唄コンクール」が開催されています。

平成13年(2001)、映画『そよかぜ』と「リンゴの唄」で結ばれた並木路子さんとのふれあいに感謝の気持ちをこめ、「増田町名誉町民 並木路子先生顕彰(けんしょう)碑」が真人公園に建てられました。

並木路子さんが歌う「リンゴの唄」は人々の心を勇気づける名曲です。
さあ、貴方も、明るい希望に満ち、大きな恵みを与える増田リンゴを使用した「りんご染め」をまとってみませんか?